70代夫婦が綴る 心豊かな食卓風景 岡西克明さん・松子さんブログ(産経新聞)

 京都在住の70代の夫婦が、日々の食卓の様子をつづったブログが人気を集めている。季節の食材を使ったパエリアやスープ、手作りパンなど心をこめた一皿一皿の写真と、温かな文章に、「おいしそう」「幸せな気分になります」と国内外にファンが広がり、これまでに1470万人がアクセスしている。

 ブログを立ち上げているのは、グラフィックデザイナーの岡西克明さん(73)と松子さん(73)夫妻。タイトルは「ばーさんがじーさんに作る食卓」だ。

 ブログを始めたのは、ちょうど5年前のこと。克明さんが人間ドックで、カロリー計算や減量が必要だと言われ、記録として食事の写真をとることに。デジカメを買ったことをきっかけに、ブログに挑戦したという。

 当初、「減塩、低カロリーだと、同じくらいの年代の人が見にきてくれるのかと思っていた」(克明さん)が、意外にも、20代、30代の若い女性たちが多く訪れるようになった。

 現在1日1万2千人が訪れる人気ブログの魅力は、何と言っても、料理。近所の農園からもらう旬の野菜、自宅で栽培したシイタケ、自家製の保存食などを、塩分や油分などに気をつけながら、松子さんが、スペイン料理、タイ料理にイタリアン、中華、と幅広いレパートリーで料理する。例えば4月の岡西家の食卓には「麻婆タケノコ」「伸びたブロッコリとドライトマトのパスタ」「春シイタケのスープ」と季節感たっぷりなメニューがのぼった。

 松子さんは料理を習ったこともなければ、外食もあまりしないという。頼りになるのは、本棚に数え切れないほど並んでいる、料理本。「なんだか、まだ作っていないものが、いっぱいある感じがします」

 毎日の食事作りは「ままごとみたいで楽しい」という松子さん。「一食一食を大事にしたい。楽しんで食べたいです。いつまで2人一緒にいられるかも分からないし」

 でも。「年を取って時間ができてからいろいろ、できるようになったんですよ。若いときは、楽しく家族で食べれば、それでいいじゃないですか。作んなきゃ、なんて思わずに」(松子さん)。「そう。たまに、やるぞ!ぐらいの気持ちでね」(克明さん)

 2人の温かな人柄に、「実家のようです」と心安らぐ人や、「お二人のように年をとりたい」とあこがれる人が後を絶たない。(岸本佳子)

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